発達相談・カウンセリングは、『特別な支援』を行うために行います。
『特別な支援』を実際に行うのは、親や身近な人、塾や学校の先生、家庭教師、職場の上司や同僚などを想定しています。
現在かかえている問題を分析して、『特別な支援』開始のために段階的に方針を立てて最後までサポートしていきます。
特別な支援に向けてのプロセス
特別な支援に向けてのプロセスを示すと次のようになります。
- スクリーニングチェック
○特別な支援の必要性に関するチェックを行います。
- 実態把握シート
○必要な個人情報の収集を行います。
- 行動観察
○必要に応じて学校や職場と連携して現場で観察して助言を行いながら、支援領域ごとに観察を行い、発達の凸凹を把握します。
- 領域別所見・全体所見
○各領域の具体的特徴を把握します。
○各領域の関連を把握します。
- 家庭における実態把握と評価
○本人、保護者の願いをつかみ、最大限に生かすように方針を立てます。
- 個別検査(WISC-Ⅳ・WAIS-Ⅲ)
○検査の知識や実施法に熟練しているので正確な結果を提示できます。
- 支援方針
○どの領域を重点的に支援するかを決定します。
○具体的な支援内容や方法を決定します。
- 特別な支援の計画
○担任による指導、家庭教師の導入、ジョブサポーターの導入など支援形態を明らかにします。
○各領域の当面の目標を設定します。
- 特別な支援のフォローアップ
○具体的な支援を明らかにし、点検しながらよりよい支援を目指します。