竹内吉和です。広島で発達障害の支援を行っています。悩んでいるお母さん、頑張っている子ども達、学校関係者の皆様と共に、発達障害を乗り越えるお手伝いをします!
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[2015-08-23] 竹内発達支援Co.代表 竹内吉和の著書『発達障害を乗りこえる』『実践 発達障害を乗り越える 自分らしさを見つけて育むワークノート』の購入は紀伊国屋広島店(082-225-3232)にお問い合わせください。インターネット(amazon)や最寄の書店でも購入できます。講演での販売の際に売り切れが出てご迷惑をおかけいたしました。よろしくお願いします。

発達障害とは

発達障害って何?

発達障害とは

発達障害は、広汎性発達障害自閉症など)、学習障害注意欠陥多動性障害など、脳機能の発達に関係する障害です。発達障害のある人は、他人との関係づくりやコミュニケーションなどがとても苦手で、その行動や態度が「自分勝手」とか「変わった人」「困った人」と誤解され、敬遠されることも少なくありません。ですが優れた能力が発揮されている場合もあり、周りから見てアンバランスな様子が理解されにくい障害です。発達障害の人たちが個々の能力を伸ばし、社会の中で自立していくためには、子どものうちからの「気づき」と「適切なサポート」、そして、発達障害に対する私たち一人一人の理解が必要です。

また、発達を支援する場合は、乳幼児期、学齢期、思春期、成人期、高齢期などのそれぞれのライフステージ(人生の局面)に合わせて、具体的にどのような支援を必要としているかをそれぞれの特性を配慮しながら行うことが大切となります。

発達障害を理解するステップ

STEP1:理解する 発達障害って何なんでしょう?

発達障害は、親のしつけや教育の問題ではなく、脳機能の障害によるものだと理解すれば、周囲の人の接し方も変わってくるのではないでしょうか。発達障害のある人を理解するためには、自閉症アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害学習障害注意欠陥多動性障害など、それぞれについて主な特徴を理解しましょう。

STEP2:気づく 気になる行動や反応はありませんか?

お子さんや周りの人で、気になる行動や反応はありませんか? 社会で生きていくためには、社会性やコミュニケーションが必要となりますが、発達障害のある子どもは、それが苦手なため、幼稚園や小学校などの集団に入ると、さまざまな問題や困難に直面することになります。障害が理解され、適切なサポートがされないと、学校に行くことがストレスとなり、不登校や引きこもりなどの二次障害につながる場合もあります。

発達障害のある子どもが社会に適応する力を身につけながら、自分らしく成長できるようにするためには、発達障害に早く気づき、適切な療育につながることが重要です。
日常生活の中で下記の特長が多く見られたら、発達障害かも知れません。

【幼児期】 一人遊びが多い、言葉の発達が遅い、癇癪を起こし易い、活動の切り替えが難しい、動きが活発で落ち着きがない、怪我が多いなど。
【小・中・高校期】 忘れ物や遅刻が多い、ケンカが多く友達関係が長続きしない、何度言っても同じ失敗を繰り返す、勉強で周りのスピードについていけないなど。
【大学以降大人になってから】 自分で計画的に動くことができない、勧誘や押し売りなど断れない、仕事の段取りが悪くの取り掛かりに遅れる、就職ができない、就職しても離転職を繰り返す、職場の人間関係を築き難い、お金や計画的に使うことが難しい、暗黙のルールが分からない、部屋や職場の身の回りの整理整頓が苦手、長時間一つの事(趣味など)に集中するなど。

STEP3:配慮する 発達障害の人に接する時の配慮は?

発達障害があるといっても、障害の種類や程度によっても違いますし、年齢や性格などによっても、一人一人、現れ方は違います。生活の中で困難なこと、苦手なことも一人一人違います。そのため、一人一人の特徴に応じて配慮したり、支援したりしていくことが重要です。ここでは、家族や学校、職場など身近な場所で、発達障害のある人と接する方はもちろん、それ以外の方にも、発達障害がある人に対して配慮していただきたい、基本的なポイントをいくつかご紹介します。

できたことをほめる/できないことを叱らない

できないことや失敗したことを責めたり叱ったりすると、本人が「自分はだめだ」と落ち込んでしまったり、他の人や社会のせいにして批判的・攻撃的傾向が強まったりしてしまいます。注意をする場合は、努力している点やうまく行っている点を誉めた上で、できなかった所はどのようにすればもっと良くなるかを肯定的、具体的に伝えましょう。

視覚的な情報を提示して説明する

発達障害の人の中でも、自閉症などの広汎性発達障害の特性を持っている人の多くは、言葉で言われるよりも、目で見て分かる情報のほうが理解しやすいと言われています。その人が理解している言葉を使い、写真や絵などを添えて説明してあげると、理解しやすくなります。

説明や指示は短い文で、順を追って、具体的に行う

発達障害の子ども(人)はあいまいな表現を理解するのが苦手です。言葉で説明する時は、短い文で、一つずつ順を追って、具体的にすることなどを配慮しましょう。話を理解しやすくなり、見通しがもてるようになります。

安心できる環境を整える

自閉症の人たちの中には、人混みや大きな音、光などの刺激を苦手とする人が多くいます。そのような刺激による不快感を大きくしないよう、安心できる環境をつくってあげましょう。

善悪やルールをはっきりと教える

発達障害のある人は、暗黙の了解や社会のルールが分からないことがあります。いけないことや迷惑なことははっきり教えましょう。注意したり、叱ったりするだけでは、どうしたらよいのか分からないので、具体的にどのようにしたらよいかを教えましょう。

発達障害の子ども(人)を温かく見守る

子どもが騒いだり、パニックを起こしたりしている時、発達障害の子の中には少しの時間待つことで無理に叱るよりも早く混乱から抜け出せることもあります。周囲の人にこうした知識があるだけで、本人も家族も楽になれます。

STEP4:相談する 適切な教育や支援は?

発達障害がある場合、早めに障害に気づき、適切な療育につなぐことで、社会に適応する能力を身につけ、様々な能力を伸ばしていくことができます。もし、「うちの子は発達障害なのだろうか」など、気になることがあるときは、お住まいの市町村の窓口や「発達障害者支援センター」にご相談ください。発達障害者支援センターでは、発達障害者の日常生活についての相談支援などを行っているほか、医療、保健、福祉、教育、労働等の各関係機関と連携を図りながら、障害の特性とライフステージに合わせた支援を提供しています。

●全国の発達障害者支援センター
発達障害情報・支援センター
発達障害教育情報センター

発達障害の種類

発達障害には、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害学習障害の3種類に分類されますが、下記の図のように複数の障害が重なって現われることもありますし、障害の程度や年齢(発達段階)、生活環境などによっても症状は違ってきます。
発達障害は多様であることをご理解下さい。

発達障害の特性 広汎性発達障害 自閉症スペクトラム&アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害(ADHD) 学習障害(LD)

広汎性発達障害

自閉症

自閉症は、「言葉の発達の遅れ」「コミュニケーションの障害」「対人関係・社会性の障害」「パターン化した行動、こだわり」などの特徴をもつ障害で、3歳までには何らかの症状がみられます。また、自閉症の人々の半数以上は知的障害を伴いますが、知能に遅れがない高機能自閉症の人々もいます。最近では、症状が軽くても自閉症と同質の障害がある場合、自閉症スペクトラムと呼ばれることがあります。

アスペルガー症候群

アスペルガー症候群は広い意味での「自閉症」に含まれる一つのタイプで、「コミュニケーションの障害」「対人関係・社会性の障害」「パターン化した行動、興味・関心のかたより」があります。自閉症のように、幼児期に言葉の発達の遅れがないため、障害があることが分かりにくいのですが、成長とともに不器用さがはっきりすることが特徴です。

注意欠陥多動性障害(AD/HD:Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)は、「集中できない(不注意)」「じっとしていられない(多動・多弁)」「考えるよりも先に動く(衝動的な行動)」などを特徴する発達障害です。注意欠陥多動性障害の特徴は、通常7歳以前に現われます。多動や不注意といった様子が目立つのは小・中学生ごろですが、思春期以降はこういった症状が目立たなくなるともいわれています。

学習障害(LD:Learning DisordersまたはLearning Disabilities)とは、全般的な知的発達に遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力を学んだり、行ったりすることに著しい困難を示すさまざまな状態をいいます。

政府広報オンライン WEBサイトより抜粋して転記)

厚生労働省のPDF資料を見る

大人の発達障害とは

大人の発達障害(おとなのはったつしょうがい)とは、発達障害者のうち、主に大学生以上の成人期の人及びそれに関連する問題に関して用いられる用語です。ここ数年、発達障害という言葉は少しずつ知られるようになってきましたが、「大人の発達障害」に対する認識や対応はまだまだ遅れています。大人になって初めて医療機関を受診して発達障害だったと診断されることが増えてきました。

発達障害の大多数は先天的であるが、本人が自身の障害に気づかないまま社会に出た場合、こうしたトラブルに戸惑ったり、自身がそのような障害を持っ ているということを頑なに否定したりします。また、発達障害の診断基準に幼少期の状況が聞かれる場合も多く、当時の資料や記憶が乏しかったりした場合など、 子供の発達障害に比べ診断が困難である場合が多く、発達障害の研究及び診断、支援の中では特に遅れている分野です。

また、発達障害の特性は成人期になると薄れていくと言われることがよくありますが、実際には特性がほとんど薄れていないケースも多く、こうした認識が無理解に拍車をかけている側面もあります。

発達障害のある人は、他人との関係づくりやコミュニケーションなどがとても苦手です。また、その行動や態度は「自分勝手」とか「変わった人」、「困った人」と誤解され、敬遠されることも少なくありません。しかしそれは、親のしつけや教育の問題ではなく、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害だと考えられています。また、優れた能力が発揮されている場合もあり、周りから見てアンバランスな様子が理解されにくい障害です。

空気を読むこと・自分から話しかけることが困難なため、なかなか友人が出来ず悩んでいる人、保育園から大学まで、だれとも会話せずにやってきた、いじめられてばかりいたと言う人、部屋が片付かず、時間が守れない人、就職できない人、就職しても長続きしない人、職場で人間関係が築けない人。大人の発達障害の特徴としてはこのようなことが挙げられます。

発達障害のある人の困りごとには、「周囲とのコミュニケーションがうまくいかない」「場の空気が読めない」「忘れ物やミスが多い」「仕事や家事の段取りが 悪い」「期限が守れない」「思うようにいかないとパニックになってしまう」「衝動的に行動してしまう」など、さまざまなものがあります。
こうした問題は誰にでも多少はあることですが、発達障害がある人の場合は、こうした問題が時々ではなく「しょっ中起きている」こと、そのことに よって「生活に支障をきたしている」ということが特徴です。そして、実はこうした傾向が「子どもの頃からずっとあった」、生まれながらの特徴であるという ことも、発達障害なのか、そうでないのかを見極めるポイントになります。

愛着障害について

愛着障害は、乳幼児期に長期にわたって虐待やネグレクト(放置)を受けたことにより、保護者との安定した愛着(愛着を深める行動)が絶たれたことで引き起こされる障害の総称です。愛着障害とは幼児期に母親および父親からの適切な愛情を受けられずに生育することで生じてきます。「快適さ、刺激、愛情への欲求を無視されたことに対する反応としての社会的関係性の障害」と定義され、甘えたい時に甘えられない、頼りたいのに頼れないという状態が続いたことにより問題行動があらわれるこころの病で、後天的なものです。

愛着障害を示す子供には衝動的・過敏行動的・反抗的・破壊的な行動が見られ、情愛・表現能力・自尊心・相手に対する尊敬心・責任感などが欠如している場合が多くなります。他人とうまく関わることができず、特定の人との親密な人間関係が結べない、見知らぬ人にもべたべたするといった傾向も見られます。また、恐怖感と不安感を隠し持ち、その現れとして激怒反応を起こしやすい、人を信じない、威張り散らす、人を操ろうとするなどの症状が見られます。

施設などで育ち、幼少期には手のかからなかった子供が、思春期に万引きなどの問題行動を起こす例もあります。遺伝的なものではなく、環境・経験的な問題なので、適切な環境で継続的に養育することで大幅な改善が期待でき、その点で広汎性発達障害と明確に区別されます。

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